喜多川歌麿《ビードロを吹く女》
喜多川歌麿《ビードロを吹く女》
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喜多川歌麿《ビードロを吹く女》

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サイズ:S (23-25cm)
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喜多川歌麿《ビードロを吹く女》

描かれたのは有名人ではない。ただの町娘だった。

当時の浮世絵の美人画といえば、遊廓の花魁や名家の女性が常識でした。歌麿はそれを覆した。赤い市松模様の着物を着た、どこにでもいそうな町娘が、ビードロ(ガラス製の吹き玩具)を口に当てて吹く。ただそれだけの、何気ない一瞬。

「婦人相学十躰」シリーズの一枚として1792年頃に制作されました。歌麿は胸から上を大きく描く「大首絵」形式を美人画に持ち込み、それまでの全身像中心の美人画に革新をもたらした人物です。背景には雲母の粉を振りかける「雲母摺」が施され、淡い光沢が町娘を浮かび上がらせます。版元・蔦屋重三郎との二人三脚で次々と話題作を送り出した時期の代表作です。

あなたの足元に

江戸の粋を感じる一足。市松模様の着物は靴下の柄としても映えます。同じ「江戸の女性美」のテーマなら見返り美人、同じ版元・蔦屋重三郎がプロデュースした写楽の大谷鬼次とも意外なつながりが。東西の「振り返る少女」として、真珠の耳飾りの少女と一緒に揃えるのも一興です。

サイズ:WOMENS(23-25cm)、MENS(25-27cm)

素材:綿/ナイロン/ポリウレタン

生産国:日本

Kitagawa-Utamaro

喜多川歌麿

歌麿(1753頃-1806)はいまだ出生地も本名も定かでないまま、江戸の版元・蔦屋重三郎との出会いをきっかけに頭角を現しました。
女性の表情や仕草を大判の「大首絵」で克明に捉える独自の様式を確立し、「美人画の歌麿」として国内外にその名を轟かせます。

ヨーロッパにも渡った作品はゴッホやモネをはじめ印象派の画家たちに深い影響を与え、ジャポニスムの象徴的存在ともなりました。しかし栄光の絶頂、晩年には豊臣秀吉の醍醐の花見を題材にした作品が幕府の出版統制に触れ、手鎖50日の刑に処されます。その屈辱と失意が体を蝕んだか、処罰からわずか2年後に没。時の権力に筆を折られた天才は、みずからが描き続けた美しき女たちより先に、江戸の夜へと消えていきました。