写楽《大谷鬼次の奴江戸兵衛》

東洲斎写楽《大谷鬼次の奴江戸兵衛》 Toshusai Sharaku, Ōtani Oniji III as Edobei（1794年）

東洲斎写楽は、わずか10か月ほどの活動期間に約140点もの役者絵を残し、その独自のデフォルメと心理描写で今も強烈な印象を放ち続けています。

《大谷鬼次の奴江戸兵衛》は、歌舞伎役者・大谷鬼次が演じる悪役を描いた代表作。大きく広げた手、鋭く吊り上がった目、口元に浮かぶ笑みは、まるで舞台から飛び出してきたかのような迫力を放ちます。写楽の大胆な線と陰影は、役者の一瞬の感情を鋭く切り取り、その内面までも映し出しているかのようです。

江戸時代の観客が感じたであろう熱気と緊張感を、今に伝える一枚。浮世絵のなかでも圧倒的な個性を放つ、写楽の代表作です。

サイズ：WOMENS(23-25cm）、MENS（25-27cm）

素材：綿／ナイロン／ポリウレタン

生産国：日本